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マーケティングとはなんぞや?
マーケティングの定義は様々ですが一言でいうと「売らずとも売れる仕組み」のことです。
以下は日本マーケティング協会が定義している”マーケティングの概念”になります。
マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
と、言われてもなんのこっちゃかわからないかな?と思いましたので、図解してみました!
このようにマーケティングとは、企業側のリサーチで顧客のニーズを満たす仕組みのことです。
「商品を提供する側の価値提供の末、消費者は商品を思わず買ってしまう」これが、マーケティングの本質だと考えています。
ここからさらに消費者が購入するまでのフェーズ(流れ)を理解をしていきましょう。
図解するとこんな感じで、「認知⇒興味や関心⇒比較・検討⇒購入」という流れがあって、消費者は購入に至ります。
これは「カスタマージャーニー」という顧客の心理状況を可視化したもので、マーケティング用語となりますのでぜひ覚えておいてくださいね。
参考:カスタマージャーニーマップを使って2つの事例を紹介!分析力がビジネスを加速させる
個人でビジネスを始める場合でも、販売から商品が購入される流れや仕組みはぜひ理解を深めておきたいところです!
時代の流れと共に変わるマーケティングの世界
モノがない時代からモノがある時代に向けて、消費者の心理も移り変わり始めます。
時代の移り変わりと共に変わってきたマーケティングの世界についてお話をしていきますね。
モノがない時代
戦後間もない頃はモノが何もない時代でした。2018年春から開始されていた朝ドラの”まんぷく”を見たことある方はご存知ですか?
このドラマの背景では、戦争中は家にあるお金になりそうなモノはすべて質屋で売り、お金に変えてその日その日を必死に生きる時代だったので、モノを増やすどころか減る一方でした。
そして、戦争を終えてからモノがないことに人は不便さを感じ始めます。主人公の萬平さんは発明家だったのですが、彼も必死にこの時代の人たちのために何か人に必要とされる役立つ「モノ」を生み出す努力をしていました。
今では当たり前にあるものですが、この時代は本当に何もないのです。洗濯機がない、炊飯器がない、ポットがない、などなど昔は本当にいろんな物がありませんでした。
そのため、いろんな企業や発明家があらゆる日常に必要とされるモノを作り出し、大量に生産して大量に消費する戦略(マスマーケティング)が開始されます。
大量生産×大量消費の時代
モノがないことから、企業は消費者のニーズを満たすため大量生産×消費の時代を迎えました。なかったものがすべて揃い始めます。
先程上げていた「炊飯器」「ポット」「洗濯機」…が一般家庭に揃ってきて、少しずつですが着実に日本は豊かになりつつありました。
今までのものがない時代のニーズに応えたマーケティング戦略は素晴らしいものですね。しか〜し!時代はさらに移り変わり始めます。
モノが溢れかえってきたため、人はモノがあることに満足をし始め、より便利なもの、新しいモノ(ニッチな商品)に目が向けられていったのです。
ニーズからウォンツの時代へ
- 「普通の炊飯器(メジャー)」ではなく「土鍋で炊いたようなふっくらと美味しく炊ける炊飯器(ニッチ)」
- 「普通の冷蔵庫(メジャー)」ではなく「野菜の鮮度を長く維持する冷蔵庫(ニッチ)」に需要が高まる
このような顧客のニーズの変化に伴い、メジャーなモノよりもニッチなモノに興味関心をいだき、購入するという時代が今訪れています。
そのため個人向けにアプローチをする手法の方がお客様の反応を受け取りやすいので、「ダイレクトマーケティング手法」が主流となっていきます。
2つのマーケティング戦略について
これまでのことをまとめておきますと、人の購買心理が時代の移り変わりと共に変わり、
- 大量生産×大量消費を戦略としたマスマーケティング手法
⇒ニッチな商品を届ける戦略としたダイレクトマーケティング手法へ
とマーケティング戦略も変わり始めました。
ダイレクトマーケティングとマスマーケティングの特徴についてもお話をしますね。
ダイレクトマーケティング手法
「ダイレクトマーケティング手法」は顧客の反応を直接知ることで商品が販売されることです。
今私が行っている「情報発信ビジネス」と同じ手法です^^
上記のように図解すると、個人で立ち上げたサイトのブログに「面白いな」「もっと知りたいな」と思ってくれた人がメルマガに登録してくれますが、この間に読者と販売者との間で直接やり取りが始まり、相手の反応を直接知って商品の改善や読者のニーズに合わせた商品販売を行うことができるのがメリットですね。
興味のある人だけが自分の商品を購入してくれますし、ブログやツイッター、インスタを使った発信方法によって集めたい人を集めるというのもダイレクトマーケティングの特徴の一つです。
マスマーケティング手法
テレビやCM,雑誌や新聞などのメディアを使って膨大な広告費を使って、「不特定多数を対象に大量に情報を与える」ことができ商品を一気に売る手法として有名なのがマスマーケティングです。
主に大手企業会社が使っていましたがこれはモノがない時代だったからこそ有効的な販売方法でした。
ダイレクトマーケティングと比べると、一方的に商品を販売して購入していただく手法なので、お客様の反応が取れにくいのはデメリットの一つでもあります。
個人でも勝てる”マーケティング戦略”
一気に何百万人の人に商品を売る必要がなくなったため、個人ビジネスでもニッチな商品や情報を届けられるダイレクトマーケティングでビジネスを大きくしていくことができるようになりました。
※メルカリなど簡単に物を売ったりするのも個人ビジネスで行えるダイレクトマーダイレクトの一つですね。
しかも初期費用はかからず気軽に始められます。
今の時代はこのように、ブログ・SNSなどの媒体を使えば、多額な広告費なども使わず個人でも十分にマーケティングを行い、大きな影響力を持つことができます。
だからこそ、今の時代は「個人でも勝てる時代」と言われていますし、個人ビジネスを展開するのであれば”ダイレクトマーケティング手法”を使って、お客さんの反応を直接受け取りながら、商品の売上を着実に伸ばしていくのが最も効果的です。
最後に
時代の流れとともに一気に商品を販売するマスマーケティングから、個人向けにアプローチができるダイレクトマーケティングが主流となって変わってきたことがお分かりいただけたのではないでしょうか。
セミナーを終えた時、これからの時代は個人の発信の力はどんどん大きくなっていくことを強く感じました。
もし今あなたに商品がなくてもSNSで発信する力をつければ、時代の流れに敏感になって、いざビジネスを始める時顧客のニーズに応えやすくなるんじゃないかなと思います。
そのためには、顧客の行動フローを理解したり、ペルソナ設定などをする必要はありますが、これからビジネスをする場合は顧客ニーズを常にしっかりキャッチしていかくことが重要です。
これらのことについては、また別の機会にお話をしていきますね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!
またセミナー行った際はこちらにシェアしていきますので楽しみにしていてくださいね♪
今回学んだのは「マーケティング」についてなのですが、すごく奥が深いというか…とてもじゃないけど一度では理解できない内容でした。
”個人でも勝てる時代と言われている今に必要な”マーケティング戦略”について学んだことを、シェアできたらと思います。
「個人でも勝てるマーケテイング手法」を身につけてビジネスを加速させていきましょう。
※講師を勤めてくださったHitomiさんは「Color Your Life」というサイトを運営しています♪