心理学にも興味のある私が次に選んだ本は「嫌われる勇気」です。
オーストリア出身のアドラーという心理学者・社会理論家が「全ては対人関係を克服することで真の幸せを手に入れる」と説いている本になります。
アドラーのすごいところは「人間のトラウマ」までも否定するところ。
その上で、人間の悩みは対人関係を克服することによって全て解決できるよと私たちに教えてくれているのです。
一つ一つを伝えるにはこの記事だけではおさまりませんので、その中でずっと心に残る私の中にあるアドラーの名言をベスト3をつけて少しだけシェアさせていただきます。
目次
「嫌われる勇気」を読むと心が軽くなる
率直に私がこの嫌われる勇気を読んで、心がとても軽くなりました。
この本では自分に全く自信がなく、世界は混沌としていて矛盾だらけの世界に絶望すら感じていた青年と、人は今日からでも幸せになれる、と説く哲学者との会話をメインにして、展開される対話式の物語になっています。
2人はひたすらアドラーの心理学を少しずつ説いていくのですが、常に2人の論議はぶつかり合い少年はアドラーの心理学に葛藤し、哲学者は青年にアドラーの心理学を理解していただきたいという思いでいっぱいです。
一見哲学とか心理学ってむずかしく考えがちですが、この本には人の心を軽くしてくれる言葉や考え方があると思います。
私を最初から心を軽くしてくれた言葉は「世界はどこまでもシンプルである」ということです。
このシンプルにはもうたくさんの意味が込められています。
シンプルに幸せになりたいと思えば幸せになれるよ。
変わりたいと思えば変われるよ。
「そんな風にシンプルに考えることが最短で幸福につながるんだよ」とアドラーは教えてくれているんです。
私が度肝を抜かれたアドラーの名言ランキングベスト3!!
アドラーの名言がこの「嫌われる勇気」の本の中でいくつも登場します。
その中で私の心に残る名言をベスト3をつけてランキング形式に発表したいと思います!!
名言ベスト3〜トラウマの否定〜
本に登場する青年の友に、対人関係が原因でトラウマになり引きこもっているというお話が出てきます。
その引きもこもってしまったことをアドラーの心理学ではこう説くそうです。
【名言1】過去の「原因」だけではなく、今の「目的」を考える=目的論
「外に出ない」という目的のためにトラウマなど理由に引きこもる、というものです。
つまりトラウマそのものを否定しているのです。
私も最初は青年と同じ考えで、青年の友人はトラウマがあるから家から一歩も出られなくなったんだなと考えていたのですが、まさかの逆論でした。
青年の友人は自ずと、「外に出ない理由」のためにトラウマを利用しているというのです。
正直、最初はそんな考え方あるの〜〜〜(><)?と最初は思いましたが、
よくよく考えると、アドラーの心理学を利用すれば、「人は変われる」はずなんです。
誰しもがとは言いませんが、人は幸せになるために生きているし、幸せになるための手段として人が変われば、見るもの全てが変わるのは容易に想像できますよね。
だからトラウマすらも、本人の意思次第でなんとでもなるってことなんだと思うんです。
私は「人は変われる」と信じている者なので、アドラーの心理学に大変共感しました。
ここにアドラーがいう人はなぜ変われるのかについてが説かれています。
アドラーのいう通り、過去の原因ではなく今の目的を考えて行動すれば、人は自ずと変わる勇気をもち、本人が決意した途端に、意識は一気に人は変われることができるはずなんです。
「勇気」の問題にもなってきますが、幸せになるための目的論を理解することができれば人は変わることができるのでしょう。
名言ベスト2〜人々は私の仲間なのだ〜
アドラーの心理学では全ての人間の悩みは対人関係であると述べています。
そして、哲学者は「人間関係の軸に競争があると、人は対人関係の悩みから逃れられず不幸から逃れることができません」と言います。
これはつまりどういうことか?
とてもシンプルですが、人と比べないこと!で幸せになれるということです。
それでも私たちは人間です、どこかで人と比較して自分に劣等感を感じたり優越感を感じてしまうものではないでしょうか?
じゃぁ私はどうすれば競合せずにいられるんだろうかと、考えながら読み進めてみると、納得のいく言葉がこの本に書いてありました。
もし競合することを続ければ、他者全般のことを、ひいては世界のことを「敵」だとみなすようになるというものです。劣等感を感じて自分を不幸にしてしまう可能性があると….
そこで大事なことは、「人々は私の仲間なのだ」と実感できれば世界の見え方は全く違ったものになるということです。
つまり、ここにも目的論が隠れているんです。私たちは「常に幸せになるため」に生きています。
幸せに生きることを選ぶのであれば、「人と比較しないこと」
アドラーは幸せの定義を語っているのだと思うんです。
目的論を理解するだけでも、多くの人が自分の考え方を改め、幸せになる道を選ぶのではないでしょうか。
名言ベスト1〜他者貢献は「私」の価値を実感するためにこそ、なされるもの〜
幸せを選ぶのであれば、世界はもっとシンプルになります。
他者との比較をやめる、その次の段階は「自己受容」です。
これはありのままの自分を受け入れるという意味だけでなく、今の自分にできることをしようという意味があります。
そして、「他者への信頼」を寄せることが大事だとおっしゃっています。
このお話が語られている時、青年は自分以外の誰かに特別になりたい!認められたい認められてこそ真の幸せだ!という考えがあったので、とても理解に苦しんでいたのですが、私も同じようにこの青年と同じく苦しみました。
私も誰かの特別になりたい!と思うタイプだからです^^;
でもそれでは本当の幸せを掴めない。特別になりたいどうこうの前に、自分にできることをして、他者の信頼を得ることがてっとり早いよと教えてくれているんです。
3つのステップで私たちは本当の意味での幸せを掴んでいけます。
それは、自己受容→他者信頼→他者貢献です。
なぜこのステップを踏む必要があるのか?
それは結局他者を信頼できなければ誰とも深い関係を築くことができないからです。
深い関係を築くことができれば、哲学者はもっと人生の喜びは大きくなるとおっしゃっているんです。
それを知って、「確かに!」と納得しました。
最後の段階「他者への貢献」はまさに人生の喜びをさらに大きくさせるための手段です。
ここで間違えないようにしたいのは、他者が裏切ろうかどうかは「他者の課題」です。
普通なら裏切られるかもしれないという不安が生まれてきます。
しかし、自己受容で、ありのママの自分を受け入れ、自分にできることとできないことをしっかり見極めておけば、裏切りがたとえあってもそれは他者の問題であると理解できるし、他者への信頼にも踏み込むことが難しくなるはずですよね。
この課題の分離をすることで、さらに生きやすくなると私は考えています。
私の目指すべきところ『他者への貢献』
私はこの書を読んでよかったと思えたのは、目指すべきところが明確になったことです。
それは「他者貢献」です。他者貢献は私にとって最大の幸せです。
幸せって、誰かに何か価値を提供して、相手がその価値に感謝していただけた時に感じれるものですよね。
だから私は、他者への貢献という手段を使って、幸せになりたいって純粋に思うんです。
なんとなく選んだバイトをしていた時だって、ちゃんと会社の役に立っていたし、心はとても充実していました。それに気が付けるか気が付けないかは全て自分次第。
私は今行なっている情報発信というシゴトに誇りを持っているし、他者に貢献できると確信しています。
私はひたすら進み続けます^^
最後に
結局は人は誰しも幸せになるために生きているということです。
そのためにはアドラーの心理学を使うのも一つの手段になるんですよね。
「人は変われる」と信じている身としては、今回の「嫌われる勇気」という本には正直度肝を抜かれた場面が多々ありました^^;
生きることへの心の負担を軽くするために読むには、とても素晴らしい本だと思います。
何より、対話形式である哲学者と青年とのやりとりは常に熱くて読みやすかったですね。
アドラーの心理学についてを全て理解するには少し時間はかかりますが、人生をよりよくするための手段としてオススメのほんです。
シゴト道具はPC一つだけです。
しかし、
最初はこんな暮らしができるなんて、これっぽっちも思っていませんでした。
私がこの方法に出会えたのは「他人と比較される人生をやめた」からです。
好きなものは好き!嫌いなものは嫌い!と本音をハッキリ言えたり、好きな人と好きなだけ好きなことをするために「自分軸の生き方」を選びました。
そうやって今は常に本来の姿(素の自分)で、場所に縛られないシゴトを楽しみながら、自由な旅人人生を送ることができています。
どうしてKanakoが世界中をシゴト場にして自由気ままに暮らすことができるようになったのか?
ご興味のある方はプロフィールをご覧になってみてくださいね!!
こちらです。