他人と比べる理由
そもそも。他人と比べてしまうのはなぜでしょうか?
これはシンプルに「人より劣っている」と思っているからですね。劣等感を抱えて生きていると、余計にヒトの幸せに目がいってしまいます。
・あの人は足が長くてきれい
・あの人は顔が可愛
・あの人はこんな才能がある
・あの人はお金持ち
・あの人はみんなに愛されている
こんな感じで例をあげるとキリがないです。
おそらく誰しもが一度は誰かのことを自分よりも上だな、できる人だ、かわいいな、かっこいいなと思ったことがあるはずです。
わたしが行った心理的アプローチ3つ
それでは実際に私自身も行ってきた心理的アプローチを3つこれから紹介します。何か参考になることが一つでもあれば幸いです。
幸せの基準を下げる
幸せの基準値を見直すというのは、今自分に持っているものに目を向ける。
つまり、あたなの内面に目をむけるのです。
私達はどうしても人とのつながりのある社会生活の中でついつい自分以外のことに関心や興味を持ってしまいがちです。
だからなかなか自分のことを考えてあげる時間は日常生活においてあまりないのではないでしょうか?
もし最近自分と向き合えていないな〜と思う方は今からでも遅くありません。
ぜひ、内側の自分の声に耳を傾けてみましょう。
そしてまず、あなたが持っているものを探してください。何でもいいので思い出してみたください。
例えば、
・家がある
・キッチンがある
・トイレが有る
・水がある
・食べ物がある
・ぐっすり眠れるベッドがある
それから、
・大切な家族がいる
・大切な兄弟がいる
・大切な先生がいる
・大切な友人がいる
・大切な恋人がいる
・大切な婚約者がいる
・大切なパートナーがいる
・体が五体満足。
・思いっきり走れる足がある
・自由にモノを作製する手がある
・味を感じる舌がある
・きれいな景色を見れる目がある
・大好きな曲を聞ける耳がある
実はこうやって当たり前にもっているモノ自体が幸せであるということに気がついていません。
私は世界中を旅してきたからこそ知っていることがあります。
貧しい国のカンボジアは乳幼児が健康に育つための医療施設が少なくて毎年多くの子供たちが犠牲になっています。
一方恵まれた日本に住む私達はどんなに田舎でも都市まで行けばそれなりに充実した医療を受けることができますよね。
当たり前のように病院に行けるけれど、そんなことさえもままならないヒトはたくさんいます。
このように徹底的に自分に今持っているモノを探してみると、いかに自分が恵まれていて、かつ幸せな環境かがわかります。
幸せの基準値を上げすぎていると、他人と比べてしまいがちなヒトが多いです。
少しだけ今一度自分の幸せの基準値を見直して、他人と比べることなく自分の今もっている小さな幸せをしっかりと噛み締めましょう。
これが他人と比較することがなくなる第一歩となるはずです。
人生の主人公は自分と捉える
誰しもに言えることですが、人生の主人公は自分だということを忘れてはいけません。
生まれた瞬間からあなたは人生の主人公です。
生まれたときから一人ひとりのストーリーが始まり、生から死に向かっていきます。
全然暗い話ではなくて、当たり前のことですが、みんな生を受けたときから死と隣り合わせ。
2018年6月26日。大雨でもっとも大きな被害をうけた広島県の人々。
あたりまえにあった日常はいとも簡単に消え去ります。どんなに才能があっても、どんなにお金があっても、どんなにかっこいい人でも、人の死は突然訪れます。
どんな人生を歩むかはアナタ次第ですが、人生の主人公であることをわすれてはいけません。
他人と比べても他人にも自分にも同様に必ず死は訪れます。
他人と比べてたって同じ死はやってくるのだから、たった一回の人生なのだし、あなたは人生の主人公となり、あなたのやりたいこと全力でやっていきましょう。
また、もし失敗してもやりたいことがあれば、あなたのその気持ちを尊重してあげましょう。
せっかくやってみようと思ったことを諦めると必ずあとから後悔をしてしまいます。わたしはやってない後悔よりやった後悔を断然選びます。
そして、あなたにしかできないあなただけのストーリーをあなたの人生で語っていきましょう。あなたがどんな人であろうとあなたの人生はあなたにしか作れません。
他人のことなんて気にせず堂々と自分を主人公にした人生を作りあげていきましょう。
誰しもに生と死があるという平等な世界ですので、他人と比べる必要はないです。
「自分の幸せ」とは?を考える
他人と比較して「つらい」「うらやましい」と思うことってあると思うのですが、そういう時に大事なのは「自分の幸せとは」を考えることだと思います。
私は誰かと比較している時「自分が不幸だ」と思っていました。
でも、そもそも自分にとっての幸せについては一度もちゃんと考えたことがなかったのです。
だから自分はどういう状態が幸せなのかを考えることで少しずつまず「自分を満たす」というところに意識が向くようになりました。
なので、まずは「自分」と向き合ってみてください。
どんな状態が幸せなのか?そこを考えて、実際に自分が幸せになっちゃえば他人の幸せなんて気になりません。
むしろ応援したり、互いに幸せを追求していくことのできる、エネルギーを与えあえる幸せな関係を築くことができると思いますよ。
最後に
私が他人と比べないために行ってきた心理的アプローチ3つの方法はいかがでしたか?
・幸せの基準値を下げて「今」すでに幸せだと気づく
・人生の主人公は自分であることを自覚する
・自分にとっての「幸せとは」を考える
これら3つの方法は他人と比べたくないと思っている人にとって非常に有効的です。
ただこれらを実践しても正直人を完全に比較しないで生きることはなかなか難しいと思っています。
だって人はそもそも感情が持っている生き物だから。
なので、そのためには自分自身が少しでも幸せを感じることが大事。そうすれば他の人を羨むことも、妬む必要もなくなってくるはずですので、他にもいろんな方法がなりますが、いちばん大事なのは自分のもっているモノ中にどれだけ「ある」モノに気がつけるか?が重要だと感じています。
生まれたときから十人十色の個性を持ち、それぞれななにかしらの使命や目的を持って生まれてきてると思います。
それはひとそれぞれですが、まずは自分の持っているモノできないところもできるところもいいところも悪いところをまずは自分自身が認めてあげましょう。
自分だけは自分の味方になってあげて一番の理解者であげてくださいね。
他人と比較して苦しんだり、ツライと感じる…、だから「誰かと比較しない自分になりたい…!」、そう思ったことはありませんか?
実は私もほんの数年前までいつも他人と比較してしまって、どこか窮屈な思いをしながら過ごしていました。
他人と比較しだすとすごく辛いし、幸福度というのは減っていく一方です。
そんな中で私は「もうこれ以上他人と比較するのはやめよう…」と思い、100%ではありませんが3つの心理的アプローチをかけたことで、ずいぶん他人のことを気にせずに自分らしく生きれるようになっています。
「与えられた環境で感謝する」「自分が人生の主人公であること」「自分の幸せをきちんと追求する」これらのポイントを抑えてみてください。