「世界一周したいけど、どうやってルートを決めたら良いんだろう…」
ルートは、世界一周を考えている方が一度は悩むポイントです。
「世界一周」と言っても人によってルートは異なり、周り方もさまざまなため、海外経験が少ない方ほど難しいのではないでしょうか。
本記事では、世界一周ルートの作成方法を解説しました。
世界一周ルートに悩んでいる方は、参考にしてみてください。
目次
世界一周ルートの作成方法
世界一周ルートを作成する際には、いくつかのポイントがあります。
以下のポイントにしたがって、ルートを考えてみましょう。
- 行きたい場所をピックアップする
- イベントなどの日程をピックアップする
- 地域による気候シーズンを考える
- 西回りにするか東回りにするか考える
行きたい場所をピックアップする
まずは、自分が行きたい国・地域・都市・観光地・世界遺産をとにかくピックアップしてみましょう。
Instagramやブログ、ガイドブックなどを読んで、自分が「行ってみたい!」と感じたスポットを挙げていきます。
この時点でいろいろな情報をインプットすることで、世界一周の楽しいイメージが湧いてくるのではないでしょうか?
思いついたスポットは、紙に書き出しておくことをおすすめします。
イベントなどの日程をピックアップする
世界一周中には、各国で開かれるイベントに参加できる機会も増えるでしょう。
行きたいイベントがあればメモしておき、そのタイミングで行けるようにスケジュールを組む必要があります。
人気のイベントには、以下のようなものがあります。
- オクトーバーフェスト(ドイツ):9月後半〜10月前半
- クリスマスマーケット(ドイツ):11月後半〜クリスマスまで
- コムローイ祭り(タイ):11月頃
- 水かけ祭り「ソンクラーン」(タイ):4月
- ヴェネツィア・カーニバル(イタリア):2月末〜3月前半
- 死者の日(メキシコ):11月頃
- タイムズスクエアのカウントダウンパーティー(アメリカ):12月31日
- リオデジャネイロ・カーニバル(ブラジル):2月〜3月前半
- トマト投げ祭り「トマティーナ」(スペイン):8月
- ホーリー祭り(インド):3月
- カンヌ国際映画祭(フランス):5月
ただし、世界的に人気のイベントが行われる時期には、宿泊料金が高くなったり、治安が悪くなったりする傾向にあります。
事前に、各イベント開催時の注意点を調べておきましょう。
地域による気候シーズンを考える
日本が夏の時期には南半球が冬のように、タイミングによって世界の気候は大きく異なります。
一般的な旅行シーズンは、日本で言うところの7月〜8月のような気候です。
それに加えて、地域によっては雨季・乾季も存在します。
「せっかく行ったのに毎日雨…」なんてことになると、思いっきり楽しめなくなってしまいますよね。
一方で、旅行シーズンを避けると人混みが少なくなったり、宿泊料金が安く抑えられたりなどのメリットもあります。
自分が特別楽しみにしている地域はベストシーズンに行き、それ以外はオフシーズンにするなど、調整するのがおすすめです。
西回りにするか東回りにするか考える
世界一周のルートは、主に「西回り」か「東回り」の2種類に分かれます。
西回りの場合、アジアからスタートしてヨーロッパ方面へ向かうことになるでしょう。
アジアは日本との時差が少なく、タイやベトナムなど旅行初心者にも人気の地域が多いため、海外経験の少ない方は西回りを選ぶ傾向にあります。
日本人旅行者も多いため、現地で困ったことがあれば助けてもらいやすいのがメリットです。
一方で、東回りはアメリカ方面からスタートし、その後南米へと下っていくルートになります。
日本との時差が大きく、中南米は治安面での不安も大きいため、海外初心者にはハードルが高い傾向です。
イベント日程に問題がなければ、西回りでルートを組むのがおすすめです。
世界一周ルートのプラン例
ここでは、世界一周のルート例を「西回り」「東回り」別にご紹介しました。
なお、今回のルート例ではおおよそ全大陸を回るように組んでありますが、「世界一周は全大陸行かないといけない」という決まりがあるわけではありません。
世界一周は、あくまでも自分の行きたいところを優先的にして、ルートを決めることをおすすめします。
西回りにした場合
西回りの世界一周ルート例をご紹介します。
日本→タイ→東南アジア周遊→インド→中東→トルコ→エジプト→ヨーロッパ→アフリカ→アメリカ→メキシコ→中南米→北米大陸→日本
基本的には、このようなルートを選ぶ旅人が多い印象です。
徐々に旅慣れできるので、旅行経験が少ない方におすすめします。
東回りにした場合
東回りの世界一周ルート例をご紹介します。
日本→アメリカ→メキシコ→中南米→ヨーロッパ→アフリカ→トルコ→中東→インド→東南アジア→日本
東回りの場合、旅の前半に難易度が高めの中南米に行くことになります。
後半の東南アジアに着く頃には、すでに日本に帰ってきたかのような感覚になるでしょう。
世界一周ルートを決めるときの注意点
世界一周ルートを決める際には、注意点があります。
特に、海外経験の少ない方は、以下の点を考慮した上でルートを作成しましょう。
難易度の低い地域からスタートする
海外経験が少ない場合は、難易度の低い地域からスタートさせることをおすすめします。
旅行の難易度を決める基準には、主に「治安の良い地域」「英語が通じる地域」「ビザなしで行ける国」があるでしょう。
それぞれ、どのような地域が当てはまるのか少しご紹介します。
- 北欧(アイスランド・スウェーデン・フィンランドなど)
- カナダ
- ニュージーランド・オーストラリア
- シンガポール
- 中欧(チェコ・オーストリア・スイスなど)
- ヨーロッパ
- 英語圏(アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアなど)
- シンガポール・フィリピン
反対に、ロシア語圏の旧ソ連エリア、スペイン語圏の南米、中国などは英語が通じにくい傾向にあります。
今回、「ビザなしで行ける国」という基準を設けましたが、「日本のパスポートは世界最強」と言われていて、世界各地ほとんどの国へビザなしで渡航できます。
では反対に、ビザが必要なのはどのような国なのでしょうか?
以下、2021年時点でビザが必要な国をいくつかご紹介します。
- ロシア
- キューバ
- 中東諸国
- 北朝鮮
- ブータン
このほか、インドや中国、カンボジアなどは簡単なビザの所得が必要となります。
行きたい国の優先順位を決めておく
行きたい国をピックアップしたら、優先順位を考えておきましょう。
長期間の世界一周旅行といえど、予算や日数には限界があります。
世界一周は予定通り進むことは少なく、途中で「もっと、ここに滞在したい」「やっぱり隣の街にも行きたい」のように予定を変更することもあるでしょう。
出会った旅人や現地の人から聞いた情報で、行き先を変更することだってよくあります。
「絶対行きたい国」や「できれば行きたい国」のように優先順位をつけておけば、自分の行きたい国を逃さずに世界一周できるでしょう。
【まとめ】世界一周ルートを決めて楽しい旅をつくろう!
本記事では、世界一周ルートの作成方法を解説しました。
世界一周ルートを決める際には、考えることがたくさんありますが、ポイントを抑えておけばルート作成に役立ちます。
自分に合ったルートを作成して、最高に楽しめる世界一周を作ってみてください!
この記事を読んでわかること