海外を旅する際には、クレジットカードが欠かせない時代になりました。
しかし、「世界一周にはどのクレジットカードを作れば良いんだろう…」と悩む方も多いことでしょう。
そこで本記事では、私自身が世界一周した経験から、世界一周するのにおすすめのクレジットカードをご紹介します。
将来世界一周を考えている方は、今のうちに作っておきましょう!
目次
世界一周におすすめのクレジットカード5選
私が世界一周をしたときに役立ったクレジットカードカードは、以下の5枚です。
世界一周の予定があるのにまだ作っていないカードがあれば、ぜひ作っておきましょう。
- 楽天プレミアムカード
- エポスカード
- セディナカード
- リクルートカード
- SPGアメックスカード
世界中の空港ラウンジが使える「楽天プレミアムカード」
楽天プレミアムカードは、楽天カードが発行している最上位クラスのクレジットカードです。
年会費は11,000円(税込み)かかりますが、それ以上に価値のある特典が魅力的。
楽天プレミアムカード最大の特徴は、「プライオリティ・パス」を無料で発行できること。
世界148ヶ国、600以上の都市にある1,300ヶ所以上の空港ラウンジを利用できます。
通常、会員クラスによって年会費99ドル〜429ドルがかかります。
楽天プレミアムカードの発行で所得できるプライオリティ・パスは、最高クラスの「プレステージ」。
本来は年間429ドルかかりますが、楽天プレミアムカード会員なら年会費11,000円のみ。
直接プライオリティ・パスの会員になるよりも、年間3万円以上お得です。
プライオリティ・パスで入室できる空港ラウンジでは、ホテルロビーのような快適な空間で、高速Wi-Fiや食事、飲み物などを無料で楽しめます!
中には、シャワーやマッサージ、お酒まで無料で提供しているラウンジもあり、とても快適に過ごせるでしょう。
なお、プレステージ会員なら、年間何度でも空港ラウンジを利用できます。
世界一周中のように、空港へ行く頻度の高い場合には確実に元を取れるでしょう。
無料で海外旅行保険が付帯!「エポスカード」
エポスカードは、百貨店で知られる「丸井グループ」が発行するクレジットカード。
年会費は無料です。
特徴は、無料カードにもかかわらず手厚い海外旅行保険が付帯していること。
本来であれば、保険会社を通じて高額な海外旅行保険に加入しないと行けませんが、エポスカードのように海外旅行保険が付帯していれば、保険代を大きく節約できるでしょう。
エポスカードを持っていれば、日本出国後90日間は無料で付帯の海外旅行保険に自動加入できます。
補償内容は、以下のとおり。
保険の種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 最高200万円 |
疾病治療費用 | 最高270万円 |
賠償責任(免責なし) | 最高2,000万円 |
救援者費用 | 最高100万円 |
携行品損害(免責3,000円) | 最高20万円 |
無料クレジットカードの中では、トップクラスに手厚い補償内容です。
自動付帯のため、事前に手続きする必要はありません。
ただし、リスクの高い地域に行く際には、追加で有料の海外旅行保険に加入しておくのがベストでしょう!
海外キャッシングが便利な「セディナカード」
セディナカードは、SMBCファイナンスサービスが発行するクレジットカード。
年会費は無料です。
世界一周にセディナカードをおすすめする理由は、海外キャッシングをお得に利用できるから。
海外キャッシングとは、クレジットカードを使って海外の現地ATMで現地通貨を引き出す方法です。
海外キャッシングすることにより、両替をする必要がなくなります。
海外キャッシングは、多くのクレジットカードで利用できます。
しかし、セディナカードで海外キャッシングすることの利点が多いため、たくさんの旅人から支持を受けているのです。
セディナカードで海外キャッシングするメリットは、以下のとおりです。
- 海外ATM手数料が無料
- ネットで繰り上げ返済できるから、利息を最小限に抑えられる
- キャッシング利用後、約3日後から返済可能
- 返済手続きはすべてネットで完結
ほかのクレジットカードで海外キャッシングした場合、電話で返済手続きが必要だったりATM手数料がかかったりと、手間もコストもかかります。
セディナカードならすべてネットで完結し、手数料を最小限に抑えられるため、便利かつお得に現地通貨をゲットできるのです。
ほとんどの地域では両替するよりも安く現地通貨を手に入れられるため、多くの旅人がこの方法を利用しています。
海外旅行保険を延長できる「リクルートカード」
リクルートカードは、年会費無料のクレジットカード。
ポイント還元率が1.2%と高還元なことが特徴で、普段使いのカードとしても高い人気を誇っています。
リクルートカードを世界一周におすすめする理由は、海外旅行保険が無料で付帯しているから。
しかし、エポスカードと違う点は、海外旅行保険の適用条件にあります。
リクルートカードの海外旅行保険は、「利用付帯」が条件となっています。
カードを持っているだけでは海外旅行保険が適用にならず、旅行に関わる料金(ツアー代金や交通費)をリクルートカードで支払うことで、初めて海外旅行保険が適用となります。
一見不便な利用付帯ですが、以下のように活用することで海外旅行保険の適用期間を延ばすことができます。
- 日本出国後、90日間はエポスカードの海外旅行保険を適用
- 90日が経つ頃に、リクルートカードで現地での交通費やツアー代金などを支払う
- その時点から90日間、リクルートカードでの海外旅行保険が適用されるため、累計180日間を無料の海外旅行保険で過ごすことができる
このように、海外旅行保険が自動付帯のカードとリクルートカードを組み合わせることで、海外旅行保険の適用期間を延長できるのです。
なお、リクルートカードの海外旅行保険の補償内容は、以下のとおり。
保険の種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 最高100万円 |
疾病治療費用 | 最高100万円 |
賠償責任 | 最高2,000万円 |
携行品損害 | 最高20万円 |
救援者費用等 | 最高100万円 |
リクルートカードは、国際ブランドを変えることで最大2枚まで発行可能です。
2枚持ちしておけば、補償内容も倍額になるので安心でしょう。
高級ホテルが無料になる「SPGアメックスカード」
スターウッド・プリファード・ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(通称SPGアメックス)は、アメリカン・エキスプレスが発行するクレジットカードです。
年会費34,100円と高額に思えますが、それ以上の価値を感じられるカードと言えるでしょう。
なんと、アメックスブランドの中でも人気No.1になっているほど。
SPGアメックスの主なメリットは、以下のとおりです。
- 系列の高級ホテルに毎年1回、無料宿泊できる
- 40社以上の世界各地の航空会社マイルに交換可能
- 系列ホテル宿泊時に、部屋のアップグレードが無料
中でも最大の魅力は、毎年、高級ホテルに無料で1泊宿泊できる分のポイントをもらえること。
この特典だけでも、年会費34,100円分の価値はあるでしょう。
系列は「Marriott Bonvoy」に参加しているホテルです。
例えば、以下のようなホテルに毎年無料で宿泊できます。
- ザ・リッツ・カールトン
- シェラトンホテル
- マリオットホテル
- セントレジスホテル
- ウェスティンホテル
普段安宿に泊まることの多いバックパッカーにとっては、そのギャップを楽しめるのでおすすめです!
世界一周にクレジットカードが必要な理由
世界一周する際にクレジットカードがない場合、たくさんのリスクを抱えることになります。
もはや、クレジットカードは世界一周のマストアイテムと言えるでしょう。
ここでは、世界一周にクレジットカードが必要な理由を解説します。
多額の現金を持ち歩かずに済む
現在、世界的に見ると日本の電子決済は遅れているのが現状です。
海外の多くの地域では、現金が使われる機会が少なくなっており、クレジットカード決済やスマホ決済がメインとなっています。
そのため、クレジットカードはほとんどの地域で問題なく使えるでしょう。
クレジットカードがあれば、多額の現金を持ち歩く必要がなくなります。
現金を盗まれた場合に戻ってくる確率はゼロに近いですが、クレジットカードであればカード会社に利用停止してもらえば安心です。
現地のATMでお金を下ろせる
クレジットカードがあれば、セディナカードのように海外現地のATMでお金を下ろすことができます。
事前に日本で現地通貨を用意する必要はありませんし、両替する必要もありません。
ATMは海外でもさまざまな箇所にあるので、不便を感じることもないでしょう。
海外旅行保険が付帯する
海外旅行保険が付帯するクレジットカードを持っていれば、海外旅行保険の費用を節約できます。
日本で有料の海外旅行保険に加入した場合、相場は月2万円程度です。
世界一周のように期間の長い海外旅行では、10万円〜20万円程度の節約になるでしょう。
ただし、行く地域によっては補償の充実した保険に入っておいた方が良いこともあります。
世界一周用にクレジットカードを作るときの注意点
世界一周用にクレジットカードを作る場合、いくつかの注意点があります。
以下の点に留意した上で、クレジットカードを作っておきましょう。
国際ブランドを分ける
各クレジットカードには国際ブランドがあり、国際ブランドによって使用できる地域や特典が異なります。
現在使われている主要な国際ブランドは、主に以下の5つ。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
国際ブランドによって使えない地域もあるため、分散しておくのがベストです。
中でも、VISAとMastercardはシェア率が高いため、ぜひ両方とも持っておきましょう。
複数のクレジットカードを作る
クレジットカードは、複数枚持っておくことをおすすめします。
というのも、世界一周中に盗難や利用停止などのトラブルにあった場合、カードを使えなくなってしまうケースがあるためです。
最低でも、3枚以上は持っておきたいところでしょう。
海外旅行保険の補償内容を確認する
クレジットカードによって、海外旅行保険の補償内容は異なります。
海外旅行保険をクレジットカードで補うのなら、補償内容や金額が充実しているものを選びましょう。
【まとめ】便利なクレジットカードで快適に世界一周しよう!
本記事では、世界一周におすすめのクレジットカードをご紹介しました。
クレジットカードは、世界一周するときに必須と言えます。
「将来、世界一周したい…」と考えている方は、今回ご紹介したクレジットカードを作っておきましょう。
この記事を読んでわかること