トレンドブログの記事を外注化する方法が知りたい方へ ブログは昼夜問わずに営業してくれる頼もしい営業ツールですが、執筆には情報を整理して文章構成を考える必要があるので多くの手間がかかります。
しかし、一度記事を外注化(マニュアル化)できれば、空いた時間に別の仕事を進めることができるでしょう。
今回は、実際にトレンドブログを外注して自動運営している私が、ブログ外注の方法やマニュアル化について解説します。
目次
ブログを外注化する3つのメリット
ブログの外注化には、下記のようなメリットが挙げられます。
①記事執筆以外の作業に時間を使える
②一人ではできない記事量を増やせる
③自分にはないスキルを補ってもらえる
この他にも、執筆担当・校正チェック・画像選定などを細分化させることにより、高品質な記事を作成することができるでしょう。
下記では、ブログ記事を外注するメリットについて解説します。
執筆以外の作業に時間を使える
高品質な記事を書くためには、リサーチや記事構成に多くの時間を使います。
その結果、多くの時間を費やしてしまい、ブログ以外に時間を使いたい場合でも時間を割くことができなくなるでしょう。
しかし、ブログ記事の執筆を外注してマニュアル化すれば、執筆時間を削減できるので別のことに時間を使えます。
最終的には、自分がほとんど手をかけなくても更新し続けることができるでしょう。
一人ではできない記事量を増やせる
執筆の早い人でも、1日に1人で執筆できる記事本数には限界があります。超タイミングの早いブロガーががんばっても1日10記事くらいが限界かもしれません。
ただ外注すると1日10記事どころか、ライターさんを雇えば30記事くらいも余裕で可能です。
ですが、適当な記事は当然読まれないので質の高い記事を作らなくてはいけません。
競合他社の記事をリサーチして、どんな内容の記事なら効果的に読まれるのかを分析しながら書く必要があります。
1記事書き上げるだけでも非常に多くのエネルギーを使うので、1人で作業を続けることは大変です。
ブログ記事の外注をマニュアル化してしまえば、1日にいくつもの記事を作成することが可能になります。
自分にはないスキルを補ってもらえる
1人で作業をする場合は、リサーチから構成、執筆、画像選定、チェック、修正作業をこなさなければいけません。
しかし、中には構成が苦手な人や執筆が苦手な人など、それぞれ得手不得手があります。
そんな時に各分野の作業を得意な人に外注できたら、ブログ全体の質が向上して効率的に作業が進みます。
苦手な作業を頑張る努力も大切ですが、一定量を超えてきたら適材適所で外注をマニュアル化することをおすすめします。
ブログを外注化する3つのデメリット
ブログの外注には多くのメリットがありますが、デメリットもいくつかあります。
①外注するための費用がかかる
②外注作業に慣れるまでは手間がかかる
③外注するライターの見極めが難しい
次の項目では、それぞれの内容について詳しく解説するので、ブログの外注で失敗しないための参考にしてください。
費用がかかる
ライティング業界の相場は「1文字1円」と言われていますが、内容がかんたんなトレンドブログであれば「1文字0.2〜0.3円」程度が相場です。
1記事2,000文字だとすると、400〜600円程度の費用が必要となります。
ライターさんへの支払いは、ブログ収益の有無にかかわらず支払わないといけません。
外注するなら、一定の資金がかかることを頭に入れておきましょう。
私の場合はテキストだけだと300円程度をお支払いしていますが、画像やインスタの埋め込みなど小さなオプションを追加する度にプラス50円と昇給するステップで外注費用を回しています。
慣れるまでは作業工数が増える
依頼するライターさんによっては、誤字脱字が多かったり細かな連絡が増えたりと、一時的に総体的な作業量が増えます。
依頼回数が増えれば、ライターさんも流れを理解してくれて手間は徐々に少なくなりますが、最初の段階では自分一人で作業するより効率が悪くなる可能性も。
外注しながら伝えたほうが良いと思った内容は、その都度マニュアル書に追加していくことで、作業量を減らすことができます。
試行錯誤を繰り返しながら、自身のブログにぴったりなマニュアルを作成させましょう!
ライターの見極めが難しい
外注するときにもっとも気を遣うポイントが、どんなライターさんに依頼するかということです。(ここすっっごく大切なところ!)
執筆作業が早くて高品質で連絡もしっかりしている、素敵なライターさんに出逢うことができればラッキーですが、少数派です。
ライティング業界には、日本クラウドソーシング検定協会が主催する「Webライティング技能検定」という資格があります。
しかし、ライティング検定がなくてもライティング業務は可能です。
中には、納品された記事が読みにくかったり、途中で連絡が途絶えてしまったりという失敗談を多く耳にします。
外注を重ねていくうちに良いライターさんを見分ける方法も覚えていくので、まずは小さくブログ記事の外注を始めてみてください。
私も苦労した部分ですが、最初はあんまり期待しないで集めることが大事です。そして完璧を求めても、ライターさんは「スキマ時間にお小遣い程度を稼ぎたい」くらいの温度感の方ばかりですので、ある程度妥協すべきところもあります。
だからこそですけど、いかにライターさんが的確な記事を書いてもらえるかは「外注マニュアル」にかかっているのです。
トレンドブログの外注化7ステップを解説!
ブログを外注するメリット・デメリットについて詳しく解説しました。
続いては、実際にブログ記事を外注化するためのステップを説明します。
大きく分けて7ステップに分かれているので、1ステップごとに掘り下げて解説します。
<ステップ1>依頼内容を具体化する
最初の依頼内容を簡単に済ませてしまうと、作業中にライターさんから何度も確認連絡がきて回答に追われます。
また、内容が上手く伝わっていないと、納品された記事が大きく違って修正しなくてはいけないケースも起こり得るでしょう。
依頼前のマニュアル書の作成は大変かもしれませんが、手を抜くと逆に手間が増えてしまうことにもなりかねません。
依頼前の内容は、細かく言語化して伝えるようにしましょう。
<ステップ2>レギュレーションを作る
レギュレーションとは「規制・規則・規定」という意味です。
多くの場合、ブログ記事を外注するときはレギュレーションを作成します。
内容は、「トンマナの統一」や「漢字の開き・閉じの表現の統一」などを伝えたもの。
ステップ1と同じく最初の作成は手間ですが、作業効率を考えると外すことのできないステップになります。
<ステップ3>ライターを募集する
レギュレーションが完成したら、いよいよライターさんを募集するステップに移ります。
ライターさんを募集するときは、主にクラウドワークスやランサーズなどが使われています。
その他にも、SNSや知人の紹介などから募集することも可能でしょう。
募集するときには、自己紹介文や過去に執筆した記事(ポートフォリオ)なども提出してもらうようにするのがおすすめです。
過去の実績や人となりなどがわかると、採用するときの参考になります。
<ステップ4>ライターを選ぶ
ライターさんの募集をすると、実際に何件かの問い合わせが来ます。
応募時に、外注費用を節約して破格の費用で募集してしまうと、ほとんど問い合わせが来ることはないので注意しましょう。
内容がかんたんなトレンドブログ記事の相場は、1文字0.2〜0.3円程度です。
複数の問い合わせが来た中から、実際にブログ記事を依頼するライターさんを選びます。
応募条件でプロフィールなどの提出を定めた場合は、それらの情報を元に、どのライターさんが相応しいかを判断します。
採用を重ねていくごとに、採用者としての目利きもできるようになるので、焦らずに外注経験を重ねていきましょう。
<ステップ5>ライターへの事前説明&執筆開始
ライターさんを決めたら、改めて執筆前の最終確認を行います。
事前にブログ記事に関するレギュレーションを渡している場合でも、事前説明と最終チェックをしましょう。
レギュレーション内で、特に伝えたいことや注意して欲しいことがあれば強調して伝えることにより、ミスを防ぐことができます。
事前説明が終了したら、レギュレーションを参考に執筆作業を開始してもらいましょう。
<ステップ6>上がってきた記事の確認
レギュレーションをもとに、注意事項通りに執筆できているかを確認します。
納期は自分のブログ運営に合わせて決めるのがベストですが、一般的に多いのは1記事あたり3日〜1週間前後。
10記事まとめて外注した場合は、5記事ごとに納品してもらったり10記事まとめて納品してもらったりとさまざまです。
いろいろなパターンを試してみてください。
納品された記事内容に不備がある場合は、修正箇所と修正内容を明記してライターさんに修正依頼しましょう。
私の場合は週に2記事投稿のペース。ライターさんは二人いますが、それぞれ毎週月と水、というように記事を納品する日程も決めています。
ライターさんの作業時間の確保によって、たまにばらつきはありますが、以前は1人のライターさんに毎日2記事書いてもらうこともありました。
この辺りは自分のブログ運営スタイルに合わせてライターさんを雇っていきましょう!
<ステップ7>ライターへの報酬支払い
納品された記事に不備なく納品が確認できたら、提示した報酬金額の支払いに移ります。
中には、納期を過ぎても音沙汰がなくそのまま音信不通になってしまったり、途中で連絡が取れなくなってしまったりするケースがあります。
また、修正作業を断って一次執筆分の報酬を求めてくるライターさんも。
募集要項の報酬支払いに関する条件に、「修正作業まで含めた完成品の納品が条件」などの文言を付け加えて、もしものトラブルに備えておきましょう。
なお、クラウドソーシングサイトを利用している場合は、各サイト内で報酬のやりとりをするので、各種クラウドソーシングサイトの規約を確認してください。
ブログを外注するときの注意点
ブログを外注するときには、注意しなければいけないポイントがあります。
下記では、主な注意点を3つ取り上げて解説しました。
収益化の見通しが立ってから外注する
外注する際には、費用がいくら必要なのかを計算して、ブログから見込まれる概算利益を算出することが大切です。
最初は記事が少ないのでブログ収益はあまり見込めませんが、外注量が増えてくると急にPV率が上がって収益が大きくなることも。
ブログでの見込み収益を立てることは難しいですが、概算でも収支計算をしないと予想外に外注費用が増えて赤字になってしまいます。
外注するときは一気に記事本数を増やさずに、計画を立てながら徐々に進めていきましょう。
サイト設計を明確にする
ブログには、それぞれのテーマに合った世界観があります。
美容に関するサイトなら想定ユーザーは女性になり、アウトドア情報に特化したサイトなら男性ユーザー。
これらのように、サイトごとにテーマや想定ユーザーなどが変わってくるのです。
サイト設計を最初に決めることで、ブログ全体に統一感が生まれます。
PV率の高いサイトは共通してコンセプトが定まっているので、多くのユーザーに読まれやすいという特徴があるでしょう。
ただ一般的にトレンドブログの場合は「ごちゃまぜ」とあって、ターゲットはバラバラですので、サイト設計は細かく決める必要はありません。
自分の文章力を上げる
ブログの外注はライターさんに依頼するので、基本的には他力本願です。
しかし外注前には、基本的なライティング業務を一通りこなせるようにならないと、他の人に指示を出して取りまとめるディレクターの立ち位置は勤まりません。
まずは自力を尽くして文章力を上げていきながら、全体の流れがわかるようになったら外注に移るのがベストです。
また、文章力が高くないと「マニュアル書・レギュレーション作成・ライター募集要項」などの指示内容が上手く伝わりません。
ライティングやブログ運営のみならず、さまざまなビジネスシーンにおいて文章力は欠かすこののできない基礎スキル。
スムーズな意思疎通やプレゼン・提案など、あらゆるビジネスに活かすことができるので、ぜひ身につけておきましょう。
【まとめ】外注ブログを運営して時間持ちになっていこう!
ブログ記事を外注すると、自分の時間が確保できたり質の高い記事を量産できて、収益アップにも繋がったりと、さまざまなメリットがあります。
私自身、トレンドブログを外注化して運営していますが、ブログの外注化は、収益を自動化できる手段です。ライターさんが育ってきたら「パートナー」契約をして、自分のやっているディレクターのポジションもお願いすることができます。
せっかくやるなら、外注ライターさんの力を借りて「時間持ち」を目指していきましょう!
また、自分が記事を書かずに収益を得たい方は、読者さん限定で具体的な方法やコツを解説していますので、ぜひご登録してチェックしていただければと思います。
私の場合は募集する時点である一定の分野に詳しい方を集めるので、私にはない知識をもつライターさんを雇って外注することが多いです。
全部自分でやる必要はなく、ライターさんの活用方法はいくらでもあります♪