仕事が辛くなってくると、自然と「辞めたい」と愚痴をこぼしたくなりますよね。
そんな時に「今の自分の考える”辞めたい”は甘えなのか」と曖昧になってしまう方も少なくないと思います。
選べない会社の人間関係の中で想像以上に過酷な仕事だったり、上司からパワハラ受けたり、真面目な方ほど、一生懸命働いている人ほど、「これは甘えなのか?」「こんな理由で会社を辞めていいのか」と悩む人も多いのかもしれません。
私も同じ悩みを抱えていましたが、そんな時に気づいた日本と海外の働き方の価値観の違い、そして自分の理想の働き方に出会うためにやったことを紹介します。
目次
「会社辞めたいのは甘え?」の定義
私もこれまでを振り返ってどんな時に「会社辞めたいなぁ」と思っていたかというと、
- 毎日出勤するのが嫌だなぁ
- 仕事でミスして怒られるの嫌だな
- 上司の愚痴を聞くのは嫌だな
- この会社に勤めて将来は私は幸せかな?
- この仕事は私には向いていない気がする
そして会社を辞めたいと思うのと同時に「この悩みって甘えなのだろうか?」とふと疑問に思うことがありました。
ちなみにこの”甘え”の意味についてですが、
甘えとは、対人関係で特別な、節度を超えた愛情や信頼を表現することを言う。
コトババンクより引用
ネットで検索するとこのように書かれていました。
「甘え」はそもそも対人関係において表現されるものですが、会社で言えば「決められたルールの中で自分の欲求が通らないこと」を”甘え”と捉えています。
ですので、私が今挙げた辞めたいと思ったきっかけはすべて日本社会からすれば「甘え」になってしまいますね。
会社で雇われている身なのだから、会社に出勤するのも、仕事を完璧にこなすことも、どんな嫌な上司の話でも人付きあいは仕事を円滑に進めるために当たり前なことなのです。
自分に嫌なことがどれだけあっても我慢する他ありません。
「甘えではない」と言えるケース
ただ「甘えかもしれない」といった理由で、無理して続けていると、体調を崩したり、精神的に病んでしまったりしますよね。
そうなっては「甘え」の許容範囲から超えていますし、それは甘えというより、「自分を大切にできていない」のでなんのために働いているかわからないですよね。
もちろん、自分の意志や体調面なんて関係なく「働かなければいけない」という状況はあると思います。一人一人働く理由も様々です。
お金を貰って生活するため、家族を養っていくためなど、様々な理由がある限り、自分の甘えなんか関係なく我慢しないといけないはずです。
ですが「自分の甘え=自分のやりたくないこと、嫌なこと」と考えた時に、本当にそんなに我慢しなければいけないことなのか?悪いことなのか?というと、
私はそうではないと思うのです。
日本と台湾の”働き方の価値観”の違い
私も「会社を辞めたいなぁ」と悩む時が何度もありましたが、たまたま海外に住んでいる友人がこんな話を教えてくれたんですね。
それが、
台湾では転職の回数が多いほど「キャリアップを目指している人材」として高く評価される、という話でした。
つまり仕事を辞める理由がどうであれ、台湾では様々な職場で働く経験値がある方ほど、会社で雇われる際は有利なのです。
もちろん「雇われて数ヶ月で辞める」とか、いともカンタンに職場を離れるといったニュアンスではなくて、あくまで自分のキャリアアップを目的に就職先を変える、という考えです。
このことを知って「会社を辞めたい」と毎日考えてた私に希望の光が見えてきました。
友達、神です…!!
日本に住んでいると「すぐに会社を辞めたいといい出す人=仕事ができない/長続きしない」といったネガティブなレッテルを貼られることが多いです。
でも海外は違う価値観&世界で回っているんですよね。
「会社辞めたいけど、これって甘えかな」と思う時って、きっと世間体を気にしてしまうのでしょう。
だからこそですが、捉え方を変えて、自分にとって「甘えではない」といえる選択を取っていくことが大事だと考えています。
自分にとって理想の働き方に出会うための布石
会社を辞めたい理由はみんな様々ですよね。
- 体調がきつい時に仕事行きたくないなぁ…→辞めたい
- この仕事がしたくないなぁ…→辞めたい
- あの人と関わりたくないなぁ…→辞めたい
というように、自分の体調面や仕事内容、人間関係などの理由をきっかけに辞める人は本当に多いと思います。
私も体調がちょっと悪いだけで「今日は休みます」と何度も会社に連絡を入れようとしていたことがありますし、人間関係の悪い職場だとなおさらです(笑)
でも「辞めたいな」と思った時にぜひ考えてみてほしいことがあるんです。
例えば、
どんな働き方だったらいいのか?どんな職場だったらいいのか?
どういう状態でいられることが「辞めたい病」を発生させなくて済むのか?
という感じで、自分の理想の働き方を追求してみませんか。
「辞めたい」と思った時におすすめのやりたくないことリスト
私が「会社辞めたい!」と思った時にあることをやりはじめて、理想の働き方に出会うことができました。その結果、仕事そのものを辞めたいと思うことがなくなりました。
今は仕事が好きと言えるくらいまで変わっていったんですよね。
それが「やりたくないことリスト」をつくる、です。
これをやると自分の甘え、わがままな気持ちをすべて実現できる働き方を探すことができます。
やりたくないことと言えば、例えば
- 決められた時間に出勤したくない
- 決められた場所で仕事がしたくない
- 仕事を指示されたくない
- 嫌な人と関わりたくない
- 満員電車に乗りたくない
などなど。
そうすると、この状況をすべてクリアする仕事はなにか?を考えたらたった1つの働き方にしか行き着きませんでした。それが「自分でビジネスをする」という道です。
やりたいことはその時々で変わっていきますが、やりたくないことって不思議とずっと変わりませんし、まずは自分にとってすごく嫌な状況をテキストに起こしてみて、その状況を実現できる働き方そのものを考えてみることも重要です。
誰もなく自分のために
会社を辞めたい気持ちは一度抱えると、最初は小さな不満だったけど、どんどん大きくなっていくものです。
でもたとえそれが世間的「甘え」だったとしても体調を崩して、毎日灰色にしか見えない生活で、誰とあっても心が踊らない、とか「自分の幸せってなんだろう」とか考え始めたら、
自分の心からSOSのサインだと思います。
人生は一度切りですし、いつだって自分が楽しむためにあるものであるべきです。
決して苦しむために生きているわけではありません。もちろん、自分のやりたいことや目標のためだったら時に辛いこともあるでしょう。
でも何の目的もなく、ただただ毎日つらいと感じる日々であれば少し視野を広げて、前向きに捉えて選択肢を増やしましょう。
ぜひ、「会社辞めたいけど、この気持ちは甘えなのかな?」と迷っていたり、悩んでいる方がいたら、まずはそれがいいとか悪いとかは置いておいて、「自分の理想の生き方とは」を考えるきっかえにしてみてくださいね!
誰でも一度は、「会社を辞めたい」と思ったことがあると思います。