【感想】フェルメール展2018年!大航海時代に生きた画家としての生き様

Kanako
こんにちは!Kanako(@KanakoOnishi)です。今回は東京滞在中に行ってきた「2018年のフェルメール展(東京)」のレポートです♪

私は絵にはぶっちゃけ詳しくないのですが、絵には不思議な魅力が沢山つまっていると思っていて、その時代背景を明確に絵で表現していたり、その当時の人の感情や思いがもろ感じることができるんですよね。

絵にまったく興味がない方でも一度は学校の教科書とかでフェルメールの絵は見たことあるかもしれませんね。

ヨーロッパの芸術ってやはり高度な技術で世界的な有名な作品が多いですし、日常の風景を見るととても心が和むんですよね。日本とはまったく異なる文化を垣間見れるのも楽しみの一つです。

フェルメールという方がヨーロッパでどれだけスゴイ方がご紹介もしますね!!

2018年フェルメール展が話題!

あいにくの雨でしたが、2018年フェルメール展が東京の「上野の森美術館」で開催されていました

場所

 

東京都台東区上野公園1-2

※アクセス:JR上野駅より徒歩3分・東京メトロ・京成電鉄上野駅より徒歩5分

電話番号 03-3833-4191
営業時間 AM9:30~PM20:30(※フェルメールに関しては時間帯指定で入場可能)
開催期間 2018年10/5~2019年2/3
チケット購入方法・料金 窓口またはチケットぴあ/チケット料金:当日2,700円・前売り2,500円

※詳しいホームページはこちら

※時間指定(選択できます):

  1. 9:30~10:30
  2. 11:00~12:30
  3. 13:00~14:30
  4. 15:00~16:30
  5. 17:00~18:30
  6. 19:00~20:00

ちなみに!前売り券で美術館前日に購入しておく「特製マグネット付ブックマーク」をプレゼントされます!(牛乳を注ぐ女の絵が入ったもの)

私は上野森美術館へ行ったのは2018年10月5日!

初日ということで時間指定11:00~12:30の間に入れるチケットを購入していましたが、長蛇の列にフェルメールの人気ぶりを感じました。(上記画像参照)

なんと、今回日本美術館史上初フェルメールの作品最多の9点がここ上野森美術館に集結しているのです!

このことが話題を集め日本全国の美術ファンが集まってきたのでしょう。いろんな地方の方便が入った会話があっちこっちから聞こえてきて面白かったです(笑)

フェルメールと有名な作品を少し紹介。

フェルメールはオランダ絵画の黄金時代の巨匠と呼ばれた人物です。

フルネームはヨハネス・フェルメール(1,632年〜1,675年)今でも国内外と超人気画家として世界の美術館を転々と移動し続けるほど、世界に愛された画家の一人であります。

実はフェルメールの作品に出会ったのは今回が始めてではなくて数年前にフランス・パリにあるルーブル美術館にもフェルメールの作品は飾られています。

「真珠の耳飾りの少女」です。聞いたことありますか?

耳飾りの少女

※出典:wikipedia

その時代にはなかったと言われている衣装を身にまとい、こちらをじっと見つめる少女の面影はなにか物言いたげです。フェルメールの生きていた時代って、「大航海時代」と言われあらゆることやモノが激変していました。

この「真珠の耳飾りの少女」の絵をご覧になってみてください。

彼女の絵の背景にはこんなエピソードが隠されています。

この少女は親と二人暮らしなのですがある日突然、父親が性的な対象として少女を襲ってきたため、その少女は身を守ろうと父を殺害したのです。

しかし、この時代に親殺しなんて事件を起こすのは大罪中の大罪。少女は刑にかけられて小さな命は法によって裁かれました。

そのときにフェルメールは心は痛めたことから、この「真珠の耳飾りの少女」を描いたとも言われているのです。

これを知った時は本当にショックでありえないと思いましたが、絵を再度見てみると…少女とは思えないくらい魅力的な女性を描いていますよね。彼女の美しさは親をも狂わせたのでしょう。

フェルメールはとにかく繊細な絵のタッチが印象的。その時、その時代の空気を感じながら絵を通して私達に「幸せ」とか「怒り」とかいろんなものを伝えてくれているように感じます。

【感想】フェルメール展2018年。

フェルメールの生きている時代背景を感じながら9点の作品を見終わった後、こんなツイートをしました^^

ちなみにフェルメールの作品9点以外にも超有名な画家たちの作品が揃っています。

合わせるとなんと50点になりますので、じっくり絵と向き合っていたら1時間はゆうに超えるでしょうね。行かれる方は余裕を持って向かいましょう!

フェルメール展では以下のセクションで分かれています。最初は2階のフロアから鑑賞が始まり、フェルメールの絵は最後1階のフロアでご覧いただけます。

  1. オランダ人との出会い:肖像画
  2. 遠い昔の物語:神話画と宗教画
  3. 戸外の画家たち:風景画
  4. 命なき者の美:静物画
  5. 日々の生活:風俗画
  6. 光と影:フェルメール

しかも!無料音声ガイダンス(20分間)付きでナビゲーターを務めるのは女優の石原さとみさんです。優しい声と落ち着いたテンポで物語りながら、私達観覧者をヨーロッパの芸術の世界へと導いてくれます。

今回初の音声ナビゲーターということですが、話はとっても聞きやすくて声にも癒やされました〜♪

1.オランダ人との出会い:肖像画

【印象に残った作品の感想】フランス・ハルス作:ルカス・デ・クレルクの肖像/フェインチェ・ファン・ステーンキステ

この時代は肖像画がは流行っていたころ。通常貴族などの富裕層の人が自分の自画像を残そうと画家に描くことを頼むのですが、この時代は庶民の人たちも関係なく肖像画を残したそうです。

この方の作品が非常に印象的で、ほぼ等身大に描かれているのですがその表情は誇らしげです。1対になって2つの肖像画が飾られているのですが、重々しい印象も与えなんというか..厳しい制度の中で生きている人たちなのだろうな〜とちょっと息苦しさを感じました

2.遠い昔の物語:神話画と宗教画

【印象に残った作品の感想】ヤン・ファン・ベイベルト作:マタイの召命(1625年油彩・カンヴァス)

イエス・キリスト様が偶然「マタイ」という人が収税所に座っているところを見かけて「私に従いなさい」と指を指してマタイに向かって指示をするのですが、そのときのマタイは右手を左の胸にあて「はい」と返事をしている様子の絵です。

そういう瞬間を捉えた場面の絵が人気だったようですが、こうやってイエス様が当然の如く存在している絵ってすごく神妙というか、やはり人と宗教は切っても切り離せないものであったのだと感じています。

イエス様の登場で話がまとまったような場面でしたので、庶民にとっての大きな存在であったことは確かです。

3.戸外の画家たち:風景画

【印象に残った作品の感想】アブラハム・ストルク:捕鯨をするオランダ船(1670年頃油彩・カンヴァス)

この時代は鯨を捕まえたり、北極のクマなど極北での背景が描かれていて見た時は「こんな時代から鯨を食べていたんだ?」と驚きました。

そもそもこんな遠い場所の背景を絵にされている事自体素晴らしいですし、かなり人気があったそうですよ。人物も細かく描かれていれ書き手の繊細さを感じます。

4.命なきものの美:静物画

【印象に残った作品の感想】ヤン・ウェーニクス:野うさぎと狩りの獲物(1697年油彩・カンヴァス)

17世紀のオランダで動物を狩る絵というのは、貴族の人たちの特権だったそうで、こういった絵は「裕福さをあらわす」ことから当時人気だったようです。

数々の動物が狩られている絵を見ましたがダントツこのヤン・ウェーニクスさんの絵が素晴らしくて、ずっと見とれていました。何がすごいって動物の「毛並み」です!

もううさぎのお腹の部分、あのふわふわした部分がリアルすぎてついつい触りたくなるくらい繊細な絵なのです。この絵はぜひ見ていただきたいですね。

5.日々の生活:風俗画

【印象に残った作品の感想】ヘラルト・ダウ:本を読む老女

画家のダウはレンブランドという有名な画家の弟子の一人です。

とにかく老女の顔にあるこまか〜〜いシワを丁寧に描き、読んでいる本の文字さえもひとつひとつ描かれているのです。

本来なら文字を読めることが珍しいとされていた時代ですが、当時のオランダは聖書を読むことを奨励していたため女性でも文字を読む勉強をされていたのでしょう。

老女の本を読む姿はとても穏やかですが、内容自体はあまり面白そうではなく、ただ単に聖書を把握しているかのようなどこかつまらなさそうな感じもあります。(個人的にですが)

6.光と影:フェルメール

【印象に残った作品】ヨハネス・フェルメール:ワイングラス

フェルメールの作品の中で一番印象に残ったのは、女性があと一滴ほど残るワイングラスを口元に当て飲みほす時に隣に立つ紳士的な男性の姿です。

彼はワイングラスにまたつぎたそうと片手にワインボトルを握っています。

テーブルに椅子には楽譜やリュート(ギターの部類)は男女の愛を暗示するそうですね。音声ガイダンスでは、色恋沙汰の絵は通常もっと官能的に描かれるものですが、フェルメールの作品の場合は「節制」「禁断の愛」などを意味すると言っていました。

男性の視線はどこか怪しげですし、そんなことを気にせず飲み干す女性の姿がその「節制」を表しているのでしょう。

なんとも印象的な場面でした。この時代って貴族は特にそうだと思いますが、簡単に恋愛とかできなくかったからこうやって怪しげな絵を描き「恋愛」がすごく難しかったことや、フェルメールは「もっと自由に人を愛したかったんだろうな」と絵を通して感じました。

大航海時代に生きてきた画家としての生き様

他国との貿易が盛んになって激変する大航海時代にヨハネス・フェルメールは生きてきました。

今では「光の魔術師」といわれているフェルメールですが、いったいどんな時代を生き抜いてきたのかご存知でしょうか?

【フェルメールが生きた時代の流れ】

  • 民主化が起きた⇒王族貴族の肖像画は減り庶民も肖像画を残すようになった
  • キリスト教の宗派がプロテスタントになって宗教画は減っていく
  • そのため売れる絵を模索して彼なりに見出した絵が風俗画

※プロテスタントとは?:宗教改革運動を始めとしてカトリック教会から分離した教派

「彼の画家としての価値」についても考えてみましたがやはり彼の一番大きな価値は「常に人の心に寄り添った絵」ではないでしょうか?

フェルメール以外の絵を見ていてもやはりすぐそこにある日常の絵が多く、「日常生活こそ幸せ」ということを絵からも伝えてくれているようで、ここに彼の画家としての価値を私は強く感じます。

どんなに有名な画家になっても、何気ない日常の絵は、見ていて落ち着きますし、もちろん芸術家としての光と影などの技術的なセンスはもちろんありますが、やっぱり惹かれるのは絵の一つ一つから伝わってくる彼の「日常の幸せ」が私は印象的でした。

最後に

絵にもそんなに詳しくないのですが絵を通して、「この人はどんな生活を送っている人なのだろう?」とか「このときどんなことを考えて描いていたのだろう」といろんなイマジネーションを働かせるのが大好きです^^

一つ一つの絵に、その時代の背景・文化・社会問題・時代の移り変わりなどなど絵からも十分に歴史や当時の生活が手に取るようにわかることもあります。

フェルメールは「人を愛していたのだろう」ということも伝わってきますし、見るものを魅了させるのは確かです。

絵は感性をとても豊かにするし、私は集中して見ていると時々胸の奥がぎゅっとなって急に感動することも多いです。

ただの「絵」なのですが、歴史を感じながら「今の幸せは何か?」と考えさせられるし、こうやって有名な画家の絵を見る機会に恵まれたのは本当に良かったです!

また、なにかリポートできることがあればどんどん記事にしていきますね!お楽しみに^^♪

Kanako
私、Kanakoは今現在、一か所に定住することなく、本当の意味での自由な暮らしをしています。 シゴト道具はPC一つだけです。

しかし…

最初はこんな暮らしができるなんて、これっぽっちも思っていませんでした。

私がこの方法に出会えたのは「他人と比較される人生をやめたから」です。

好きなものは好き!嫌いなものは嫌い!と本音をハッキリ言えたり、好きな人と好きなだけ好きなことをするために「自分軸の生き方」を選びました

そうやって今は常に本来の姿(素の自分)で、場所に縛られないシゴトを楽しみながら、自由な旅人人生を送ることができています。

どうしてKanakoが世界中をシゴト場にして自由気ままに暮らすことができるようになったのか?

ご興味のある方はよかったらプロフィールをご覧になってみてくださいね!!

こちらです。